こころの間取り四畳半

野生動物、写真、外遊び、考えたこと

今夜 5月の風のビールを飲みにいこう

f:id:mickkun:20150427235547j:plain

過去に撮った写真です。これは写真を撮り始めて2ヶ月くらいの時に撮影したもので、それにしてはよく撮れているなと今見返して思いました。

写真としては被写体が影の中で木漏れ日程度の光しか当たっていないし、背景は人工的な柵であり、あまりいい写真ではないかもしれない。しかし僕はこの写真が好きだ。キツネの表情も好きだし、この写真を褒めてもらえたことで好きなのかもしれない。写真を始めてから初めて自分なりにうまく撮れた写真だからかもしれない。なんかわかんないけど好きだな。そんな写真をこれからも撮りたい。

この先どのように生くべきか。などと言うと大げさにも感じられるがそのようなことを考えることがある。今の状態に満足していない。ふと暗澹たる思いに取り憑かれる。俺はこのまま歳をとって死ぬのか。満員電車の中くたびれた顔をして夕刊フジを読みながら老いぼれていくのか。机の前に座り計画を練るだけで何にも動かないで老いぼれていくのか。そんなのやだなあなんて思うけども。もっと必死にならなければなあと思うけども。

どのように生きるのか、それについて悩むのが若者の正しい悩み方だという。しかしもう少しで若者でもはなくなってしまう。もっと早くああしていれば、あの時ああすればもっと。こんな考えは過去の自分に全ての責任を押し付けている今の自分の責任逃れでしかない。未来の自分に全て責任を押し付けて、今好き勝手やってしまったほうが面白いのではないか。

などと机の前で考えるだけなのだ。僕は石橋を叩くことすらも誰かに後押ししてもらわなければできない人間なのだ。

なんて暗い内容の話を書いていても実際は実家から送られてきたホッケ食いながらビール飲んで上機嫌なんだよね。思ったことを忘れないように書いておこうと思う。読んでいただいている方には申し訳ないが、自分のための備忘録としても使わせてもらおうと思う。今食べているホッケの味も忘れないように。