こころの間取り四畳半

野生動物、写真、外遊び、考えたこと

昨日は読むもの 明日は書くもの

以前確認した天気予報で5日は雨となっていたが起きてみると晴れていたので撮影に出かける。祝日で自然公園などは人が多いだろうと思い、あまり人が訪れないであろう場所へと向かった。しかし到着してみると駐車場もないのに、道端にいくつか車が停まっている。どうやら山菜取りに来ているようだ。この時点でご機嫌斜めである。だが日も高く上がってしまっているのに天気がいいおかげか鳥もよく鳴いている。それにここまできて何も撮らずに帰るのも癪なので撮影を始める。撮影を初めてすぐに異変に気が付く。ファインダーを覗くとゴミが見える。撮影したデータにはゴミが写っていないように見えるので、おそらくスクリーンに付着しているゴミだろう。だがブロアーで吹いてみても取れない。隙間に入ってしまっているようだ。撮影したデータには支障はないがどうしても気になる。傾いた機嫌がさらに傾いてしまったので、とりあえず車に戻ることにした。

僕の車を覗いているおっさんがいる。遠くからみただけで実際に中を覗いていたのか、ガラスに映った自分を見ていたのか、その場に佇んでいただけなのかは判然としないが、いい気分ではないのでおっさんのもとへ向かう。すると僕が着く前におっさんはその場を離れてしまった。僕が車まで来るとそこにはタバコの吸殻が落ちていた。僕の機嫌は傾きすぎてもはや地面と垂直になった。そこでおっさんを呼びつけて吸殻を拾わせる。子供を連れていようが問答無用。

なんてことは牛も殺さないような性格の僕にはできず、すごすごと退散したのである。

家に帰りスクリーンに着いたゴミを除去する作業に入る。結果から言うと悪化した。サービスセンターに送ろうにも祝日で送れない。僕はたまたま今日仕事が休みなだけで、普段は祝日だろうが仕事だ。こんなときだけ休みなんて忌々しい。サービスセンターに送ったにせよ、お金も時間もかかると考えると僕の機嫌は傾きすぎて1回転してしまったようなので、今ブログを書いている。

なるべく毎日更新しようと決意した僕であったが、怠惰な僕はなかなか変わることができず、サボっていた。自分のためにも更新する頻度を上げよう。しかし、新しい写真はしばらく撮れないので過去に撮影したものを投稿する。

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これはカメラを購入し、始めて撮影に行き撮った写真。それにしてはよく撮れているようにも見えるが、露出は撮影後に調整させてもらった。

齧歯目リス科のエゾリス。木の上にいるネズミでキネズミとも呼ばれる。今はそう呼ぶ人なんていないだろう。でもたしかにネズミのようだ。シマリスくんは文句なしにかわいいのだが、エゾリスはというとかわいい時もあれば不細工に見える時もある。昔はエゾリスを捕獲し、毛皮は防寒具に、肉は食用にしたそうだ。いじめていたのだな。しまっちゃうぞ。

秋になるとエゾリスは冬に備え餌をあちこちに隠す。しかしその全てを覚えてはいられないようで、翌年に忘れさられたどんぐりなどが芽を出すのだ。

冬に備えると言ったように、エゾリスは冬眠をしない。生き物が少なくなった冬の間の貴重な被写体である。

3月の中旬から下旬が交尾期だそうで、このころからオスの活動時間が増える。

 

 

冬のエゾリス。カワだわ。

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こいつは餌と一緒に野生もどこかに隠してなくしてしまったようだ。

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新しくレンズを購入して撮影したエゾリス。解像度の違いに感動した。

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エゾリスは比較的よく見られる動物だ。だからといってありふれた写真になるわけではないと思う。珍しい生き物を写した写真はそれはそれで素晴らしいと思うが、身近な生き物の美しい瞬間を切り取った写真も、珍しい生き物を写した写真に負けない素晴らしいものだと思う。そんな写真は撮れてないんだけどね。

今思い出したことがある。以前動物園に行って、世界中から集められた珍しい生き物たちを見ていた時、ふと園内を飛ぶ鳥に気が付いた。スズメだった。その時はどこにでもいるスズメがその動物園で一番美しく見えた。

決してそこで飼育されている動物たちを否定するわけではない。全ては同じ命であり、とても美しく素晴らしいものだと思う。しかし、その時はそう感じてしまったのだ。