こころの間取り四畳半

野生動物、写真、外遊び、考えたこと

歩いていくよ、サルのままで孤り

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モズ
スズメ目モズ科のモズ。漢字では百舌・鵙。百舌は色々な鳥の鳴きまねをすることから付けられたそうです。
上のくちばしはかぎ状に曲がっている。性質は獰猛。北海道で夏鳥、本州から九州にかけては留鳥
頭が大きく尾が長い。雄成鳥は頭から後頸が茶褐色。上面は灰色が基調になっている。アカモズでは頭から背まで赤茶色。
高緯度地域には全体の灰色みが強い個体がいて、北海道でも見られるようだ。
北海道全域の低地から山地の草原、農耕地、河川敷、潅木林などに生息し繁殖する。木の枝などにとまりゆっくり尾を回す動作をする。たしかに回していたな。かわいさに悶える。
繁殖期以外は単独で行動。昆虫、爬虫類、両生類など小型の動物を捕食する。自らと同じくらいの体格の鳥類を襲うこともあるそうです。
モズと言えばはやにえが有名。枝などに捕らえた獲物を刺しておく行動で、秋によく見られる。秋に初めて捕れた獲物を生贄として奉げたという言い伝えから百舌の早贄と呼ばれるそうです。
はやにえを行う理由は明らかになっていなく、食料の保存や食事の際に獲物を固定するためなどいくつか説がある。
いつしか友人の女性が、モズを見に行きたいだか、見てきたとか言っていて、僕は感心していたのですがどうやら映画の話だったみたいです。そりゃそうだよな。

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アオジ
スズメ目ホオジロ科のアオジ
雄成鳥の夏羽は顔と頭部が緑色がかった灰色、目先は黒く、喉から下面が黄色。脇や胸に黒褐色の縦斑がある。くちばしと足はピンク色で、くちばしには黒味がある。
北海道では夏鳥。平地から山地の森林などで繁殖。雄は繁殖期に木の目立つ位置をソングポストにしてさえずる。
繁殖期以外は小群で生活するものが多く、薄暗い林道付近や灌木の茂みなどに生息。

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ノビタキ
スズメ目ツグミ科のノビタキ。北海道ではよく見られる夏鳥だが、本州では高原など局地的にしか分布しない。
雄成鳥夏羽は頭部から上面が黒、側頸と腹から下面は白い。翼は黒く、大雨覆が細長い白斑となる。胸が橙色でくちばしと足は黒い。
雌成鳥夏羽は上面が濃い茶褐色で淡色の縦斑があり、翼の白斑は雄より小さいものとなる。
北海道全域の草原に生息し繁殖する。


今日は晴れ間ひとつない文句なしの曇天。予報では雨も降るとのこと。休みの度にこんなに雨が降ってバチが当たらないだろうか。午前11時から雨の予報だったのでそれまでは撮影しようと思い今日の撮影場所へ向かう。
撮影場所といっても何も決めていなかったので川沿いを上流に向かって車を走らせ、良さそうなところで車を止めた。そこから藪を漕いで河原へと出てみると対岸は高い崖になっていて、渓谷といった様相。なんともいい感じである。
川原を歩いていると春を告げる鳴き声が聞こえてくる。ウグイスだ。ホーホケキョだ。姿を見ることはできたが写真に収めることはできなかったので、ウグイスはまた撮影出来たときにする。
ウグイスだけでなく、今日観察できたものは北海道での夏鳥が多かった。春の訪れである。
予報どおり雨が降り出してきたので退散しようかと思ったが、もう少し付近を探索してみた。さらに上流方向へ車を走らせると先に登山道の入り口があるようだ。登山道入口までは林道になっていたので車で行ってみることに。林道にはたぬきの糞が落ちていたり、ミヤマカケスが前を横切ったりとなかなか愉快だったのだが、いざ登山道入口まで行ってみると車を回すことができない。しかたなくバックで回せるところまで戻ったが、その途中油断すると滑落しそうなポイントもあり「俺はきっとこうやって死ぬんだろうな」などと考えながら無事に家路につきました。